留学情報

多様性と親日の国 オーストラリア

オーストラリアは、留学先としての人気が非常に高い国です。
ここでは、初めての留学先としてオーストラリアをおすすめする理由をご紹介していきます。

フレンドリーに迎えてくれる親日国

オーストラリアが初めての海外留学先に適していると言われる理由の一つに、オーストラリアが親日国であることが挙げられます。
オーストラリアは、アジア圏の国々との貿易が盛んな国です。
輸出、輸入ともに最大の相手国は中国ですが、輸出においてはなんと日本が第二位、輸入においても第三位です。
(参照:外務省ホームページ「オーストラリア基礎データ」)
さらに韓国やインドとの貿易も盛んで、オーストラリアにはアジア文化が広く浸透しています。この背景には、オーストラリアがアジア圏に地理的に近いことやオーストラリアの経済政策があり、オーストラリアとアジア諸国は長年友好的な関係にあります。
オーストラリアへの親日度調査の結果でも、日本が大好き、または好きと回答した人の合計割合は、なんと87.5%にも上ります。(参照:アウンコンサルティング株式会社「世界12カ国の親日度調査」)
このように、オーストラリアは親日感情の高い人が非常に多い国です。
そのため、学校の第二外国語やクラブ活動で日本語を学ぶ人も多くいます。
私たちにとって、英語圏の人から英語を学ぶ機会が貴重であるのと同様に、日本語を学ぶオーストラリアの人から、日本人留学生は歓迎してもらえることでしょう。
留学先で温かく迎えてもらえることは大変嬉しいことであるとともに、互いの母国語を教えあう機会にもつながります。

治安が良い上に時差が少ない

オーストラリアは親日国であるというだけではなく、治安が良い国としても知られています。
また、日本との時差も年間を通じて1時間〜2時間と少なく、安心して留学生活を送ることができます。
留学生の受け入れにも積極的であることから、留学生の受け入れ体制や留学生を守る法律が整っており、特に18歳未満の未成年者に対しては、安心・安全を守る各種システムが世界にも類を見ないほど手厚く整備されています。
留学先を考える上では、生活のしやすさも非常に大切な要素です。

多国籍国家ならではのおおらかさ

また、オーストラリアは、200カ国以上の国籍の人が共存していると言われる世界屈指の多国籍国家でもあります。
当然、国籍が違えば英語のイントネーションも異なります。
シンガポールの方の英語はシングリッシュ、インド系の英語はインド英語などと呼ばれることもあります。
そのためオーストラリアの人は、様々なイントネーションの英語を聞き取ることに慣れています。
例えおぼつかない英語であっても、多くの人は難色を示すことなく、聞き取る努力をしてくれるはずです。

さらに、国籍が違えば文化や習慣も異なります。
オーストラリアへの留学では、様々な国の文化に触れ、その多様性を肌で感じることができるでしょう。
異文化交流の機会が多いオーストラリアには、固定観念に染まることなく、新たな隣人との積極的なコミュニケーションを楽しもうというオープンな風潮があります。
勇気を出して現地の人に話しかけたにもかかわらず、自分の英語に顔をしかめられてしまうことがあれば、誰でも悲しい気持ちになりますよね。
もちろん、そういった場面を経験しても、挫けることなく話し続ける姿勢は留学において大切なことです。
しかし、自信を失い、日本人留学生同士で群れを成してしまうようなことになれば、留学の成功率は大きく下がってしまいます。
初めての留学先にフレンドリーな国を選ぶことは、実は非常に重要なことなのです。

教育レベルの高さ

さらに、留学先としてオーストラリアをおすすめする理由に、オーストラリアの教育レベルが高いことが挙げられます。
オーストラリアの高校教育(year11-12)には、大学での専門的な学習の準備段階と位置付けられているコースがあります。
そのためオーストラリアの高校では、日本やアメリカの大学1年生の教育課程に含まれる、一般教養科目に準ずる内容を学びます。
また、レポートの書き方や講義でのノートの取り方といった、大学の授業を受けるためのスキルについても、高校の間に学びます。
このように、オーストラリアの高校では、語学だけではなく、専門的な内容や教養についても学ぶことができます。
さらに、ワオ高校の評定と語学力で一定の基準をクリアすることができれば、ダブルディプロマに挑戦することもできます。
ダブルディプロマとは、留学先のオーストラリアの高校とワオ高校の単位互換を行うことで、日本とオーストラリア両方の高校卒業資格を同時取得する制度です。
この制度を活用し、オーストラリアの大学入試基準スコアを取得することができれば、オーストラリア国内の大学はもちろん、アメリカやカナダなど、他の英語圏の大学への進路も開かれます。

まとめ

たった一度の高校留学。ただ英語圏の高校へ留学すればいいという考えではなく、その土地で自分が充実した留学生活を送るビジョンを描けるか、今一度考えてみましょう。
さらに海外留学は、行くことがゴールではなく、その先の進路を見据えた選択をすることが重要です。
初めての海外留学に不安は付き物ですが、オーストラリアへの留学は、皆さんに一生涯忘れることのできない多くの感動と素敵な思い出を与えてくれるはずです。