お知らせ・生徒の活動

開設後、初のオーストラリア「超」短期高校留学プログラム(2022年9月18日~30日)

 

ワオ高校の留学コースは、「英語“を”学ぶ語学留学」ではなく「英語“で”学ぶ正規留学(長期留学)」で、タフな体験を通して真のグローバル人材を育成することを目指しています。

そう聞くと、英語で授業を受けて内容がわかるのか、ホームステイ先での生活とはどんなものなのか、と不安になるという方もいるかもしれません。

開校初年度はコロナ渦で開催できませんでしたが、今年度は渡航制限も緩和され、ワオ高校初の高校留学プログラムを無事開催できました。

今回の参加者は1年生2名、2年生3名の計5名。ミライのワオ高生のために、プログラムの様子をレポートします。


到着初日から英語づけ


9月18日(日)の22時に羽田国際空港を出発、翌朝にシドニー空港に到着しアデレード空港へ。

今回の留学先は、ワオ高校が提携している南オーストラリア州の州立高校Reynella East College(レイネラ・イースト高校)

レイネラ・イースト高校に到着後、国際プログラムセンターという留学生が集まる建物に向かった我々。

自己紹介もする間もなく、様々な国から来ている長期留学生に囲まれ、英語で次々話しかけられました。

ワオ高生たちは戸惑いながらも英語で受け答えをしていました。

しばらくするとホストファミリーが次々と迎えにきて、自己紹介の後それぞれのホームステイ先へ移動していきました。

それぞれのホームステイ先に入った後も、移動で疲れた体を休める間もなく英語で受け応えが続くためタフな2日間だったようです。

翌日の9月20日より現地校での授業がスタート。

まずは全校集会で挨拶をするところから始まり、その後、国際留学プログラムの責任者のアダム先生よりオリエンテーションを受けました。

レイネラ・イースト高校についての説明や滞在中のスケジュール、ホームステイ先での諸注意などを聞いたら、いよいよ授業開始です。


授業はアクティブラーニング


レイネラ・イースト高校は、アデレードの市街地から南へ車で30分のところにあり、大学のキャンパスのように広大な敷地を所有しています。

科学・技術・工学・数学のSTEM教育のための施設だけでなく、美術・音楽・舞台芸術のための施設も充実しており、バレーボールをはじめスポーツも盛んな高校です。

現地の生徒たちはロッカーに自分の荷物を置き、それぞれ履修している科目の教室へ移動し、授業を受けていました。

日本の全日制高校の風景と根本的に違っていたのは、教科書やノートを開いて授業を受けるのではなく、全員が自分のノートパソコンを持ち歩いていること。先生も課題シートはパソコンで共有し、生徒はノート替わりにパソコンを使用していました。

授業は、講義で知識事項を聞く内容ではなく、調べたり自分の意見を言ったりする形式のものがほとんどでした。

この部分は、ワオ高校のスクーリングと同じような感じで、ワオ高生にとってそれほど違和感はなかったようです。

留学生向けには、ISECという、英語での科目学習をトレーニングするための授業が用意されています(日本で行われているイマ―ジョン教育と同じ)。

今回は短期留学ということもあり、ISECの授業や実習系の授業が多かったのですが、Year11やYear12での長期留学の授業では、現地校の生徒と同じように授業を受けていくことになります。

また、今回の短期留学プログラムでは、現地校の生徒たちがバディとなり、一部の授業を一緒に受けたり、休憩時間やランチタイムは国際プログラムセンターに来て話し相手になったり、課外活動に同行して活動を共にすることで、英語を使ってコミュニケーションをする機会を多く設けてくれていました


家族として受け入れてくれるホームステイ先


オーストラリアでは、ホームステイ先が留学生の送迎をすることが義務付けられているなど、州政府や学校が留学生へのサポートをしっかりしてくれるので安心です。

今回の短期留学では、英語をどれだけ使えるのかを試す機会を増やすため、同じ世代の子どもがいる家庭がホームステイ先として選定されていました。

ワオ高生たちは、単なる旅行ではなく生活する体験を、それぞれの家庭でできたようです。

学校は午後3時には終わるので、夕方から家族と過ごす時間も長く、ゆっくりと散歩をする家庭も多いので、日本とはまた違った時間を過ごせたようです。


長期留学にむけて


今回の「超」短期留学では、世界ランキング111位のアデレード大学への視察にも行きましたが、高校・大学に関わらず、留学生へのサポートが充実していることが印象的でした。

また、オーストラリアは移民の国であることや様々な国からの留学生を受け入れているため、街を歩いていても様々な国の人がいて多様性に富んだ国であることを実感しました。

今回参加したワオ高生のうちの2名は、1月からレイネラ・イースト高校で長期留学をします

勉強してきた英語が通じたという自信と、本格的な授業となったらさらに英語力をつける必要があるという危機感をもって準備をしています。

現地校の他の高校から来ている日本人から、日本の授業と違って自分で調べて自分の意見をまとめたりする授業が多く大変、という話も聞き、ほどよいプレッシャーになっているようです。

短期留学とはいえ、決して安くはない留学。送り出してくれたご家族に感謝し、国内で、海外で、それぞれ次のステップに進んでほしいと思います。

このように、ワオ高校では「正規留学」を目指す方を全力でサポートしています。留学コースについて詳しく知りたい方は、こちらのページをご覧ください。

また、「正規留学」の意思を持ち留学コース受講を希望する受験生に向けて、「スカラシップ入試」を実施しております。

入試エントリーには、指定のワークショップへの参加が必要となっておりますので、受験希望の方や留学に少しでもご興味のある方は、こちらのイベント詳細ページも合わせてご覧ください。

 

2022/10/21

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