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最終学年Year12!他の学年とはちょっと違うスクールライフ

 

ワオ高校にはオーストラリアに複数の提携校があり、本人の希望を聞きながら留学先を選びます。

どの学年に入るかは、その時の英語力によって決まるのですが、オーストラリアは日本と教育システムが少し異なります。

 

日本は高校が3年間、大学が4年間ですが、オーストラリアは高校が2年間、大学が3年間です。高校の最終学年であるYear12では、日本の大学1年生に相当する学習となります。

そのためオーストラリアの高校から大学に進学する場合は、大学を3年間で卒業できますが、日本の高校を卒業してオーストラリアの大学に進学する場合は、大学の準備コースに当たる「ファウンデーションコース」を1年間受講しなければいけません。

 

ワオ高校でも今年度、Year12で学んでいる生徒がいます。

今回はN君に、Year12の留学生活について聞きました。

 

 

こちらがN君の1週間の予定です。

Year12になると、各自でリサーチをしてレポートを書く授業が増えます。一つひとつの授業の課題に取り組む時間が増えるため、授業数は減るそうです。

 

しかもYear12になると、他の学年の生徒たちが参加しなければいけない朝のHRへの参加が免除となるため、朝はのんびり登校できます。

N君のスケジュールを見ると午前中で終わる日や、11時半までに登校すればいい日もあり、本当に大学生みたいですね。

 

 

Year12で履修しているSociety and Culture(社会文化学)の授業ではリサーチとレポートに追われているそうですが、特にしんどくはない、とN君。

自分のペースで調べたり、書いたりできるので、他の人の協力がなければ進めないグループワークよりもずっと楽に感じるそうです。

 

また、料理が苦手と言うN君が、意外にも気に入っているのがHospitality Skills(家庭科)の授業。毎回作るおやつが楽しみだとか。

いつも時間ぎりぎりに作り終わるので、各自出来上がったおやつをタッパーに詰め込んで後で食べるそうです。

写真がないのは残念ですが、クリームがたっぷりかかったオーストラリア独自のおやつがおいしかったと教えてくれました。

 

Year12の生徒だけが参加できる学校行事もあります。「Prom(プロム)」と呼ばれるダンスパーティーです。

カップルで色を合わせたドレス、タキシードを身にまとい、ベンツなどの高級車で会場に行き、夜通し踊りあかす……というアメリカの高校でのプロムが日本でも有名ですが、オーストラリアは少し違っている様子。

カップルでなくても行けるので、N君は友達何人かと一緒に会場に行き、ご飯を食べたり、ちょっと踊ったりしたそうです。

服装はフォーマルの指定があるため、スーツを購入したことも思い出の一つになったようでした。

 

 

進路指導は日本と比べてかなりスローペース

最近ようやくアデレード市内の大学から職員が来校し、説明会を開催したそうですが、大学を回るキャンパスツアーは夏前、それから志望校を決めていくのだとか。N君はSACEに登録して、ATARのスコアを取得する予定です。

 

さてこれからN君はどのような道に進むのでしょうか。今後も彼の様子をお伝えしていきたいと思います。

 

2024/06/26

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