お知らせ・生徒の活動

卒業生が語る大学生活――ハワイ大学マノア校からの特別ゲスト

毎週火曜日に行っているグローバルコースのHR。
12月23日は、特別ゲストとして 2023年卒業・グローバルコース第1期生のNさん が、ハワイからオンラインで参加してくれました。Nさんは現在、ハワイ大学マノア校に特待生として進学。この日は、実際のキャンパスライフや大学での学びについて、在校生に向けてたっぷりと話してくれました。

 

「壁に向かって英語を話す」伝説

Nさんといえば、今ではグローバルコースの中で“伝説”となっているエピソードがあります。それが、「壁に向かってひたすら英語を話す」 という勉強法。まだグローバルコースに24時間利用可能なオンライン英会話が導入される前、英語のスピーキング練習がしたかったNさんは、毎日壁に向かって英語で話し続けていました。しかも内容は、哲学の本に書かれている問いについて——。そのストイックさは、今でも語り継がれています。

高校時代には、大好きなテイラー・スウィフトの曲を完璧に歌えるまで練習したり、自ら「英語カフェ」を立ち上げ、テーマを決めてディスカッションをしたりと、英語に向き合い続けてきたNさん。そんな彼女でも、「もっとディスカッションの練習をしておけばよかった」と振り返ります。

アメリカの学生は、幼いころからプレゼンやディスカッションに慣れており、一見おとなしく見える学生でも、前に立つと堂々と意見を述べます。たとえ話が少しテーマから外れていても、自信をもって話す姿に圧倒されることもあり、「だからこそ、もっと練習しておけばよかった」と感じたそうです。

 

 高校生のうちに準備しておいてほしいこと

在校生に向けて、Nさんははっきりと伝えてくれました。

とにかく英語。特にスピーキング
英語が話せれば、困ったときに『助けて』って周りに言えるから」さらに、大学選びについてもアドバイスがありました。「大学選びは早すぎることはない。自分は動き出すのが遅かったから、もっと早く色々な学校や地域を調べておけばよかった。だから、みんなは先延ばしにしないで!」

 

 忙しい中でも大切にしている時間

大学生活については、1年生の頃は比較的時間に余裕があったものの、2年生になりラボ(日本で言うゼミのようなもの、教授が設立している研究室)系の授業が増えると、ほぼ毎日勉強に追われるようになったそうです。それでも、30分かけてホノルルまで出かけて美味しいものを食べたり、買い物をしたり、部屋で映画を見たりと、意識的に息抜きの時間をつくることも大切にしているとのことでした。

 

 在校生からの質問タイム

事前に用意していた質問に一通り答えてもらった後は、在校生からの質問タイム。ハワイでの生活や勉強、将来の進路に関する質問に加えて、「ワオ高校に入ろうと思ったきっかけは何ですか?」といった、原点に立ち返る質問も飛び出しました。

約30分にわたるNさんの話は、在校生にとって大きな刺激となったはずです。一歩先を歩く先輩のリアルな声は、これから英語や留学に向き合っていくグローバルコースの生徒たちにとって、何よりの道しるべとなりました。

2025/12/23

おすすめ記事