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留学生活の集大成!Year12のH君、レイネラ・イースト・カレッジを卒業

以前のブログでもご紹介した、ワオ高校グローバルコースのH君。
10月23日、留学先である Reynella East College(レイネラ・イースト・カレッジ) で無事に卒業式を迎えました。

式典では各教科の優秀者が表彰される「Awards」も行われ、H君は English as a Second Language(英語) のクラスで優秀な成績を収めたとして表彰されました。「まさか自分が呼ばれるとは思っていなかったので驚いたけど、うれしかった」と笑顔を見せてくれました。

卒業式後は、世界各国から集まったYear12の留学生たちと記念撮影。女子生徒に囲まれた華やかな一枚も印象的です。中には、履修した4教科すべてで表彰されたという秀才(台湾とベトナムにルーツのある生徒)もおり、H君も数学のテスト前にはよく教えてもらっていたそう。お互いに刺激を受けながら学び合える関係が築けたのは、留学ならではの貴重な経験です。

 

 

 SACE試験と受験シーズン

オーストラリアは4ターム制で、Year12の授業は3タームでほぼ終了。4ターム目は、SACE(南オーストラリア州の高校卒業資格) の試験に向けた勉強期間となります。
学校でも2回の模擬試験が行われ、本番に備えますが、解説授業はなく、自分で先生に質問して理解を深める必要があります。
英語と数学は2時間半、会計学は2時間という長時間試験で、特に会計の試験は「時間内にすべて解くのが本当に大変」とのこと。
ATARスコアが大学進学の鍵を握るため、最後の追い込みに全力を注いでいます。

 

 勉強だけじゃない、最後のひと月

それでもH君は、勉強の合間に楽しみもたくさん。
留学生予算が余ったためみんなで無料焼肉へ出かけたり、会計学の試験前夜には大好きなメタリカのライブに行ったりと、予定がぎっしり入っていました。
さらに、学校をあげての「インターナショナルウィーク」では、友人たちと中庭でバンド演奏を披露予定。以前から続けている寿司店でのアルバイトも週2日ペースで継続しており、まさに充実のラストスパートです。

 

 離れるからこそ感じる“愛着”

「アデレードは田舎で退屈だと思っていたけど、いざ離れると思うと寂しい」と話すH君。帰国を前に、志望大学をアデレード大学に変更したいと家族に相談したほど、現地への愛着が深まったようです。それだけ多くの仲間や先生と出会い、かけがえのない時間を過ごせた証拠ですね。

大学卒業後は日本で就職をしたいと今後の計画についてもシェアしてくれました。「ご飯がおいしくて、清潔で、安全で、なによりもエンターテインメントが充実している」、日本を離れたからこそ見えてきたものもあったようです。

長期留学を通じて語学力だけでなく、人間的にも大きく成長したH君。
彼の歩みは、これから留学に挑戦する後輩たちにとっても大きな励みとなるはずです。

 

2025/10/29

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