お知らせ・生徒の活動
【卒業生来訪】心理学を学び、夢へ向かって歩む

7月下旬のある日、ワオ高校グローバルコースの卒業生・Aさんが、母校を訪れてくれました。卒業式以来の再会です。
現在、神戸女学院大学 人間科学部 心理学科に特待生として進学中のAさん。髪の色も明るくなり、服装やメイクもすっかり大学生らしくなっていて、「毎日が楽しくて仕方ない!」と満面の笑顔で話してくれました。
「心理学ってこんなに幅広いんだ」——大学での学び
大学1年生のうちは必修科目が多いそうですが、「入門ゼミ」では4人の先生がそれぞれの専門分野(発達心理学・臨床心理学・知覚心理学・認知心理学など)から講義をしてくれるとのこと。パブロフの犬に関する話から、成人期のうつ病や不眠といったメンタルヘルスの課題まで、学ぶ内容はとても幅広いそうです。
高校時代と比べてクラスの人数も大きく変わり、中学やワオ高では30〜40名の授業だったのが、大学では70人前後の大講義室。最初はその規模感にも驚いたとのことですが、ゼミでは毎回アンケートがあり、質問もしやすい環境で、教授にも気軽に質問しに行けるそうです。
特に印象的だったのは、「中高での学びがすごく役立っている」という言葉。授業内ではディスカッションをする機会も多くあるそうですが、自分の意見を分かりやすくまとめて相手に伝えることはAさんが得意とするところ。中学時代はIBコース、そしてワオ高では“対話”を大切にした授業を重ねてきたからこそ、今の大学の学びにも自然となじむことができている、と話してくれました。
「スクールカウンセラーを目指す自分にとって、“人の話を丁寧に聞く”という姿勢は、ワオ高校の学びの中でも育まれていたと感じています」と、嬉しい一言も。
キャンパスの中でも外でも、しっかり満喫!
神戸女学院大学の寮での生活は一人部屋で、お風呂やトイレは共同、食事は共用キッチンで自炊。夜11時には点呼もあるそうで、意外とハードな一面も。
スポーツは得意ではないけれど、ラクロス部のマネージャーとして活動中。試合や練習のサポートを通して、やりがいやチームワークの楽しさを実感しているようです。
また、公文でのアルバイトや、教会の集まりを通じた国際活動にも積極的に参加。この夏には、マレーシアで開催された教会の代表が集う国際プログラムにも参加。フィリピン・韓国などアジア各国から18歳以上の若者が集まる中、Aさんは中四国代表として日本チームの一員に選ばれたそう。最年少ながらも、英語を使ったディスカッションなどにしっかりと挑戦したとのことでした。
留学にも前向きに
「大学の勉強が忙しくて、長期の留学はなかなか難しそうだけど…」としつつ、夏休みの短期留学や大学院進学前後の海外留学など、今後のチャンスには積極的に挑戦したいと話してくれました。後期からは入学前の英語試験の優秀者が履修することができる留学希望者向け授業を受ける予定。英語での表現の幅がますます広がりますね。
中学時代の友人と一緒に
実は今回の訪問には、Aさんの中学時代からの親友も一緒に来てくれました。二人でよく「変なことをしていた(笑)」という中学時代のエピソードに花が咲き、教員も思わず笑ってしまう場面も。
「まじめなのにちょっと変。普段はしっかりしているのに、生活面ではなぜかポンコツ(笑)」と、友人からの“愛ある紹介”にAさんも大照れ。でも、そんなおちゃめさもAさんの魅力の一つです。
ワオ高校では、卒業後もこうしてふらっと顔を出してくれる卒業生の存在が、何よりの宝物です。
Aさん、またいつでも帰ってきてくださいね。
そして、これからも夢に向かって、自分らしく一歩一歩進んでいってください!