お知らせ・生徒の活動
日米をつなぐリアルな学び!国際理解講座を開催

5月30日(金)、ワオ高校岡山本校にて特別活動の一環として「国際理解講座」が行われました。
今回のゲストは、岡山県庁国際課に勤務するタイラー・ケルガードさん。アメリカ出身で、8年間日本語を学びながら、岡山と世界をつなぐ仕事に携わっています。
会場となったのは通学コースの教室。通学コースに在籍する生徒たちと岡山市近郊に住む生徒たちがリアルで参加し、その様子はバーチャルキャンパスを通じて全国・海外に住む生徒にもライブ配信されました。
日本語と英語を交えて行われた講座は、タイラーさんの自己紹介からスタート。出身地であるワシントン州の高校生活や、なぜ日本語に興味を持ち、言語学習を続けてきたのかについて、シンプルな英語とていねいな日本語でわかりやすく紹介してくださいました。
生徒たちにとって印象的だったのは、「ワシントンDCとワシントン州は別の場所」という事実や、シアトルがスターバックスとタリーズ発祥の地であること。さらには、タリーズがスターバックスとの競争の末、アメリカから姿を消したというエピソードにも驚きの声が上がりました。
また、流ちょうな日本語に「すごい!」と感嘆の声があがる場面も。タイラーさんが紹介した、言語を学ぶ上で大切な3つのポイントも、多くの生徒の心に残ったようです。
- 毎日少しでも学ぶこと
- 習得には時間がかかると知り、あきらめないこと
- 間違いを恐れずに話すこと
さらに、「GOAT(Greatest of All Time)」や「Fire(すごくイイ、最高!)」など、若い世代がよく使うアメリカのスラングや、アメリカの高校生の生活も紹介され、英語学習中の生徒たちにとって楽しく刺激的な内容となりました。
講座後の質問タイムでは、生徒たちが日本語と英語の両方で積極的に質問。
「アメリカの食べ物で恋しいものは?」
→「アメリカ、じゃないかもしれないけど、メキシコ料理!日本ではあまり食べられないから寂しいですね」
「人生の目標は?」
→「本当はもっとたくさん旅行がしたい!でも今はお金と時間が…」
といったタイラーさんの飾らない答えに、会場の空気も一層和やかになりました。
今回のような英語と日本語を交互に使った講座は初の試み。英語が得意な生徒にとってはリスニング力を試す実践の場に、英語が苦手な生徒には“生のアメリカ”を身近に感じる機会となり、「英語は苦手だけど、勉強しようという気持ちになりました」という声も多数。
生徒たちは“リアルな国際交流”の時間を通して、異文化を理解し、自分の視野を広げる大切さを体感したようです。タイラーさん、素敵な講演をありがとうございました!